ホテルテトラ
鶴見

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フロントの根本です。

前回の続きの鶴見神社と三島由紀夫の関係です。

さて、この清明宮、初め、祀られているのは平安時代の陰陽師の安倍せいめいかと思いきや、そうではなく(安倍せいめいは“清明”ではなく“晴明”でしたね)、この清明宮の祭神は三島由紀夫と楯の会のメンバーで、1970年11月25日に三島と共に自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決した森田必勝(まさかつ)とのこと。三島の40回目の命日にあたる2010年11月25日に有志により建立されたと言います。そして、毎年11月25日には慰霊祭が行われるそうです。・・・ちなみに、鶴見神社の方に伺ったところ、“清明”とは、三島が在学した時代の学習院高等科の文芸誌名で、三島はこの文芸誌名をとても気に入っていたため、この文字を選び、清明宮としたとのことでした。

この辺の事情・経緯は『三島由紀夫と楯の会事件』『三島事件もう一人の主役―烈士と呼ばれた森田必勝』などの三島事件関連の書誌に譲るとして、当ホテルの位置する鶴見ベルロード商店街の一画に、昔、大塚さんという人が経営する“仔馬”というバーがあり、作家になりたての頃の三島が毎晩のようにそこに通っていたというエピソードを知ることができました。

三島の小説については、私は学生時代に黒の箱入りの新潮社版全集を読破したことがあります。また、今でも時折、やはり新潮文庫の幾冊かの短編集やその都度に気になった作品を読み返しています。三島の小説は人工的だ、観念的で生きた人間が描かれていないなどと評されることもありますが、しかし、それでも、やはりうまいと思います。完膚なきまでにうまいと思います。知的でかつ錦繍の如き文章、鋭利なメスで人生の一面を鮮やかに断ち切ってみせる短編小説、緻密に計算された完璧な構造をもった、壮麗な大伽藍を思わせる長編などなど・・・確かに、整い過ぎているのかも知れません。うま過ぎるのかも知れません。しかし、その中に人間・三島由紀夫の叫びを聞くことは充分に可能なはずですが。こちらがきちんと耳を澄ましさえすれば・・・文学論をやると、また長くなりますので、この辺でやめますが、最近、三島のエンターテイメント的作品『命売ります』や『美しい星』などが脚光を浴びていますが、完璧な、純文学的な三島作品ばかりでなく、こういう小説が読まれることはとても嬉しいことです。僕などは、この流れにある『夏子の冒険』が大好きです。また、最後の三島の集大成であり、遺書的作品の『豊饒の海』だって、SF的に読むことも、(唯識的)宇宙論的に読むこともできます。僕はこの4部作もとても好きです。生意気なことを言うようですが、、何か切なくて見捨てられないのです。

ではでは、今回はこの辺で。

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